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天平彫刻の流れ --cf.小学館-天平彫刻 より 
 

(1)唐の影響
 
618--907   三百年

彫刻史で言えば、前半の150年が最盛期

第一期  618---660    高宗前半期        隋時代の清純さを残す

第二期 661-683         高宗後半 -----写実が進み、純然たる唐様式                                        ----白鳳

第三期 684--755 則天武后から玄宗---顔は豊満で、官能美に満ちている。仏像は人間的に、写実彫刻に爛熟
                                                    --白鳳後半から天平前期
 
                       
後半は、遺品も少なく衰退期に入る。----日本では天平後期

天平752年を境に、天平前期---調和ある写実彫刻--乾漆、塑像、蝋型による銅造

                               
(2)遣唐使
  天平前期が盛ん
                    出発       帰国
                 653       654
                 654       655
                 659       661
                 669       ?
                 702       704
                 717       718
                 733       734
                              736
                              739
                 752       753
                               754 ---鑑真 来朝
                 777        778
                              779

(3)

腰のくびれ
          
           奈良 薬師寺  日光、月光菩薩--- 左肩からのじょぅはくは無い。胸飾りは豪華、臍は丸出し
           
          唐招提寺  金堂 千手観音  ----  条はくは、左肩から右の脇腹へ垂れるが、端っこは結ばれる。臍は丸出し
                                  

         
(4)
天平時代は 木彫りが少ない。しかし、天平後期には木像もかなり作られる。平安時代は木彫りが主流。
   参考  唐招提寺 金堂 千手観音  
               薬師寺 十一面観音