渡岸寺十一面観音 の歴史考察

日本の仏像百科 第二巻 「菩薩」から

渡岸寺十一面観音を評して、次のように言っている。

「中国を介して、遠くインド・ポストグプタ期の諸作例、例えば、エレファンタの三面のシヴ神すら想像させる濃厚な異国風が感じられる。」と評している。浅学な私にはよく判らないが、とにかくインド的なことは確か。これほどのインド的な彫刻を誰が、いつ造ったのか。

鍵は?

1.東大寺の開眼師は、なぜ天竺の人か。

2.唐招提寺の鑑真、共に渡来した人?

3.インド的と言えば、法華寺十一面観音もそうだが、----伝説的には天竺の仏師の作

インドの「グプタ」、「シヴァ」