cf. 室生寺 発行 「女人高野 室生寺」
弥勒堂
国宝 釈迦如来座像 木造 彩色 9世紀後半
本堂
重文 如意輪観音座像 木造 漆 藤原時代
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大和川は長谷寺辺りで北上し、福住あたりを源流とする。その源流近くに「滝倉の権現桜」がある。
一方、長谷寺の東、峠を越えると榛原だが、もうそこは木津川水系である。室生寺の傍を流れる「室生川」は、流れて宇陀川に合流し、名張に入る。そこで名張川に合流して、月ヶ瀬湖を過ぎて木津川に合流する。ここ室生は木津川と大和川の分水嶺に近く、昔からの山林修行の霊地であるのもうなづけることだ。
室生寺の由来
途中の池 水蓮のごとき純情
十一面観音は平安時代初期 (木造彩色 密教美術の傑作--真言系 )
かなり装飾的であるが、渡岸寺観音にみられる耳飾りはなく、また、お臍も胸飾り等に隠されて見えないし、多分表現されていないのではないか。
観音寺
十一面観音も、はるか昔、室生寺のような大伽藍に収まっていたと伝えられている。
室生寺は、深山幽谷の地に在する為、戦火が及ばなかったのだろうか。
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リンク先 各仏像の詳細な絵は、室生寺の紹介を参照して欲しい。(仏像の写真も精巧で、すばらしい。--堀
浩一郎さんの発信です)
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五重塔
室生寺の創建期に溯る天平末から平安初期の唯一の建物
五重塔を過ぎて、奥の院への道を進む。周りは昼なお暗い杉木立で、深山のなか急坂の石段
を登る。奥の院 御影堂からの展望は絶品で、ホトトギスの声が聞こえたか、しばし、欄干にもたれかり、涼しさを満喫する。
98年秋の台風7号で 杉の木が倒壊し、五重塔破損。修復作業が始まっているが、完成は2000年9月頃。
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